前回
サーバ/インフラを支える技術0 用語集 - by shigemk2
冗長化(Redundancy)
障害が発生しても予備の機材でシステムの機能を継続できるようにすること。
冗長化の本質
- 障害を想定する ルータの故障やサーバの故障が考えられる
- 障害に備えて予備の機材を準備する
- 障害を発生した際に予備の教材に切り替えられる運用体制を整備する
コールドスタンバイ
予備機は使わずにおいて、現用機が故障したら接続する運用体制のこと。
おもにルータの運用に使われる。ただし、予備機は現用機と同じ設定にしないといけない。
また、予備機は故障時にしか使われないので、サーバの設定が古いバージョンに
なっているのが弱点となる。
ホットスタンバイ
両方のサーバを常に稼動させておき、常に同じ状態に保っておく運用形態のこと。
フェイルオーバ
障害が発生したとき、自動的に処理を予備機に引き継ぐこと
フェイルオーバの際は、仮想IPアドレス(VIP)とIPアドレスの引き継ぎを利用する
故障の際にVIPを現用機と予備機で割り当てを行うことで、クライアントは問題なく
アクセスが可能になる。
ヘルスチェック
現用機で障害が発生していることをチェックすること
- ICMP監視 echoリクエストによるチェック。ルータのチェックに使われる
- ポート監視 TCPのチェック
- サービス監視 HTTPリクエストチェック サーバのチェックに使われる
なお、IPアドレスを引き継ぎする仕組みについてだが、
NICに固定で割り当てられているMACアドレスを使って通信をしている。
MACアドレスを取得するためにARP(Address Resolution Protocol)を利用している。
ただし通信するために、ARPテーブルにMACアドレスを格納して、一定時間キャッシュする。
キャッシュを更新するためには、gratitous ARP(GARP)を利用して、対応する
MACアドレスを確認する。
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