概算見積りなんて当てずっぽうだ(本当にテキトウだし、しかも楽観的すぎる)
という事実を認識する必要がある。
見積もりを行うのは、プロジェクトのターゲットをコントロールによって達成可能な程度に
現実的なものかどうかを判断するためである。
前もって見積もるときに、我々が欲しい答は、
このプロジェクトをやり遂げられそうなのか?!(それも与えられた期間とリソースで)
だけである。
そのためには、
- 今後の計画を立てられる
- 見積りを当てずっぽうだという前提を踏まえている
- ソフトウェア開発の複雑さを認めている
ピンチをチャンスに
- ストーリーそれぞれを互いに相対的なサイズで見積もる
- ポイントを基にして進捗を追跡する
我々がなかなかうまく見積もれないのは、仕事のサイズがどのくらいの大きさなのかを
精密に見積もろうとしているからだ(絶対サイズでの見積もりに挑んでいる)
つまり、相対サイズで見積もらなければならい。
見積りは営業日ではなく、ポイントで換算したほうが良い。
仕事の大きさを数値として捉えて、他のストーリーとの相対的なサイズとして
表現できるから。
見積り技法について
三角測量(Traiangulation)
代表的なストーリーをいくつか基準として選出して、
残りのストーリーを、基準になるストーリーとの相対サイズで見積もるやりかたのこと
- 論理的なグループ分けができそうなものはあるか?
- エンドツーエンドになっているストーリーはあるか?
- プロジェクトを象徴するような代表的なストーリーはあるか?
三角測量でストーリーを見積もるときは、常に以上の視点を念頭に置く。
(まあ当然といえば当然だが、再度の見積りはおそらく必要)
見積もりの見当がつかないストーリーに出くわしたら、スパイクを
実施する。
スパイクとは、ストーリーを見積れるように、さまざまな調査を実施すること。
また、プランニングポーカーを実施するのも良い。
各人でストーリーのポイントを調整しあうミーティングの一種。
ただし、ストーリーの見積りは相対的な大きさでしかないことを肝に銘じる。