例によってドワンゴです。最早場所が歌舞伎座でもないのに歌舞伎座.techとはこれ如何に?という疑問は置いておきます。
テーマは「様々な言語に触れて視野を広げる。」ということで、いろいろな言語の良い所、悪い所などを紹介する勉強会でした。僕はJavaScriptをテーマに発表しました。
発表資料です。
件の歌舞伎座は、勉強会の性質からして第一級のエンジニアがホイホイしゃべりまくる感じの勉強会になるのではないかと思ったので、応募した直後に応募したことを後悔しましたが、そういうのはあまり考えないようにしつつ、雰囲気等々は自分で作っていかないといけないと思ったのでした。
— shigemk2 (@shigemk2) 2016年2月24日
僕みたいな雑魚がこういう場で話していいんでしょうかね?という疑問を片隅において、「C++に勝てる言語はあるのか」というテーマの勉強会で発表するというわけのわからないことをしました。
「JavaScriptはC++に勝てるのか」という話ですが、結論から申し上げまして、最強の言語なんてものは存在しなくって、適材適所であると常々感じております。具体的な言語への言及は避けますが、およそ言語の選定におかれましては「採用を増やすためにこの言語を使う」「なんとなく」「メンバーが良く使うから」「技術的負債を少なくできる」「このプロダクト開発においてはこの技術が良く使われるのでその技術に強いのはこの言語」などといったあらゆる理由がからみ合うものですので、「どれが最強か」という議論にあまり意味を持たないからです。
「じゃあなんでお前は発表したんだ」と指摘したくなるかもしれませんが、それは自分が「如何にして私は心配するのをやめてこの言語を愛するようになったか」ということを発表したかったからです。
最近よく使っているScalaにするか昔から使っているPHPにするか比較的付き合いの長いJavaScriptにするかで迷いましたが、最近Reactで開発をしていることもありJavaScriptで発表することにしました。散々Disられることの多いJavaScriptですが、それでも仕様書を見ながらプログラムをいじると楽しいよ、愛着湧くよ、といったことをつらつらと発表したつもりです。こんなポンコツな発表でも笑いや同意が取れていたので、僕が発表したことについて、多少の意義はあるのではないかと思います。
発表直前でマシンが再起動するし接触不良でモニターに資料が映らないですし途中から頭痛はひどくなりますしで、なんだかこういろいろと問題点と反省点ばかりが浮上して今思い返すととても恥ずかしいことが多いです。
今後の反省点として、まず勉強会が始まる前にモニターのテストはやっておくこと。そしてマシンを新調することでしょうか。今のマシンはMacBookProの2011を使っていますので、プロジェクター関係でも古いMacは対応しきれなくなってきています(でも高いんですよね、Mac……)。
他の人の発表のメモについてはこちらにまとめてあります。もう年だからかわかりませんが、一言一句メモしてブログに上げるのが体力的にきつくなってきています。 www.shigemk2.com
この勉強会を通して、「明日からこの言語を使おう!」という知見よりもむしろ、今後自分でアーキを考えるときに「なぜこの言語を使うのか」「なぜこのライブラリを使うのか」といったところをもっとよく考えていかないといけないなということを考えていました。それをどうやって実現するかの具体的な打ち手は、まだなんですが。
というわけで、しばらくはインプットに専念しようと思います。
最後に、この勉強会と美味しいピザ、お寿司を提供してくださったドワンゴと、ECMAScript 5.1仕様書の読書会の面々に御礼申し上げます。