前回
今夜わかるHTTP 3-3 汎用ヘッダーフィールド - by shigemk2
Accept
メディアタイプを指定する。指定できるものは
- テキストファイル
- 画像ファイル
- 動画ファイル
- アプリケーション用バイナリファイル
Accept-Charset
ユーザーエージェントが処理できる文字セットと、その優先度を指定する
Accept-Encoding
ユーザーエージェントが処理できるコンテンツエンコーディングと優先度を指定する。
指定できるコンテンツエンコーディングは
- gzip
- compress
- identity
など。ワイルドカードであらゆるフォーマットを指定することも出来る。
Accept-Language
処理する自然言語のセットと優先度を指定する
Authorization
ユーザーエージェントの認証情報(credentials値)を伝える
Expect
クライアントがサーバーに特定の振舞い(ステータスコード)を要求する。
出来なかったら417を返す。
Form
ユーザーエージェントのメールアドレスを伝える。ロボットエージェントの責任者に
連絡先のメールアドレスを伝える目的で使う。
Host
リクエストしたリソースのインターネットホストとポート番号を伝える。
唯一の必須ヘッダーフィールドでもある。
If-Match
指定された条件が真の場合にのみリクエストを受け付ける。
ETagとかを指定する。
なお、条件を指定するのはクライアント側だが、判断するのはサーバー側となる。
If-Modified-Since
リソースの更新日時がフィールド値より新しければ、リクエストを受けつける。
If-None-Match
指定したエンティティタグ値が、指定したリソースのETag値と一致しなければ、リクエストを受けつける
If-Range
ETag値または日時が一致したらレンジリクエストとして処理する。
Max-Forwards
TRACEまたはOPTIONSメソッドによるリクエストの際に転送してもよいサーバー数の最大値を
10進数の整数で指定する。
プロキシサーバーを利用したアクセスが失敗したときの原因究明に役立つ。
Proxy-Authorization
プロキシサーバーからの認証要求を受け取ったときに、認証に必要なクライアントからの
情報を伝える。
Range
リソースの一部分だけをレンジリクエストするときの指定範囲を伝える。
Referer
リクエストが発生した元のリソースのURIを伝える
TE
レスポンスに受け入れ可能な転送エンコーディングの形式と優先度を伝える。
トレーラーフィールドを伴うチャンク転送エンコーディング形式を指定するときは
フィールド値にtrailersと記述する。
User-Agent
ユーザーの情報を伝える。
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