ハッカー文化の報酬メカニズムにおいて名声が中心的なものだということがはっきりしたので、今度はなぜこの事実が半ば隠されて、ほとんど公認されないのかが重要と思われていたのかを理解しなけりゃならない。
いちばんすてきな自慢は、「とにかく動く」コードであり、そして有能なプログラマならだれでもこれがいいのがわかるだろうというものだ。だからハッカー文化の知識ベースは急速に拡大する。
アカデミズムでは、欠陥があると思われる他人の成果をボロクソにするのは、評判を勝ち取る重要な方法の一つだ。ハッカー文化では、こうした行動はいささか強力にタブー視されている
謙虚な行動の理由(略)として(略)プロジェクトが「終わった」という印象をなるべく与えたくない、ということがある。
共有した価値と、リーダの価値観とを区別できなくなったことで、ダメになってしまったコミュニティは多い。