by shigemk2

当面は技術的なことしか書かない

サムライエピソード 3

## TDDとかCIとか導入できていなくてもアジャイル開発は少しなら導入できる

### はじめに

今動いている開発手法を捨てて新しい方法を導入するのは難しい
→エッセンスを取り入れることで開発者の作業、納期の遵守を考える

### 一人で始められる範囲でやってみる

これらの方法はプロジェクト全体でかかわっている事が多いため、
すぐに導入することは難しい

* インセプションデッキ
* ストーリーボード
* プランニングポーカー
* イテレーション開発

故にまずはカンバンから始める

### カンバンとは

自分が受け持っているタスクを一気に分解し、一定のサイズに分け、
それを以下のステータスに分類する

* TODO
* 作業中
* 完了
* 延期

こうすることで、自分の作業が見える化するし、他の人に作業を振りやすい

### 一つだけ導入してみる

たとえばデイリースタンダップミーティングとかは導入しやすい
カンバンは、一人で完結するぶんにはいいけど、張り出すための
ホワイトボードや壁を用意するのは容易じゃなかったりする。

でも、見えるようにすることで、他の人にも目につきやすいし、
他の人たちも「やってみようかな」という気になるかもしれない。

### なじませる期間を用意する

とはいうものの、スタンダップミーティングが出来たからって
カンバンもバーンダウンチャートも…という風にはならないので、
「アジャイルってもしかしていいかも?」って思う味方を増やす。
あと失敗して当たり前なので、定期的ふりかえりを行いフィードバックを受けるべし

サムライ・エピソード
26人のサムライ達
達人出版会
発行日: 2012-09-14
対応フォーマット: EPUB, PDF