by shigemk2

当面は技術的なことしか書かない

オントロジー

ontology / 存在論

情報科学においては、対象世界(知識領域)をある視点でみたときに立ち現われてくる構成要素(概念)を
明示的に表現し、それらの関係を体系的に記述したもののこと。

セマンティックウェブでは概念や意味を共有し、コンピュータが文書の意味を理解したり、
情報を再利用したりするための基盤機構として構築される語彙(ごい)のセットをいう。

例えば、会話や文中に「りんご」という単語が登場したとき、
それが果樹ないし果実であり、果実は食用であり、英語ではappleである……

といったことが示されることはほとんどない。そのため、人間はこうした
意味情報や概念間の関係の欠落を事前知識によって補いながら、
文の理解を行っている。たとえていえばオントロジはこうした事前知識に相当するもので、
コンピュータで意味処理を行う際に参照される構造的知識の記述である。

プログラミング言語でもis_arrayとかzeropとか、機械にも人間にも
予め「どんな機能を有するのか」が分かりやすいように体系化されていることがある。

情報システム用語事典:オントロジ(おんとろじ) - ITmedia エンタープライズ