江渡浩一郎 パターン、wiki、XPの著者
アジェンダ
自己紹介
webが生み出し始めた世界
情報メディア史
集合知 ソーシャルメディアを専門
メディアアーティストになりたかった
ウェブホッパー(1996)
リアルタイムで話をする(アルスエレクトリニカ賞グランプリ)
インターネット物理モデル(2001 日本科学未来館)
インターネットの仕組みを白い玉、黒い玉を使って説明した機械
5人のチームで制作
スピーカーの制作担当部分は、コンセプト設計など
Modulobe 動く表現物 2005
モデル再利用のネットワーク
どのモデルが再利用されているかを研究
ソーシャルメディア 集合知の研究
qwikWeb メーリスとwikiを統合したコラボレーションシステム
メールによるフロー情報をkikiによるストック情報に変換
wedata 共有データレポジトリ データを集約する目的に特化したwikiサイト
2011/6に134万ユニークIP
AutoPathWorkはwedataクライアントのひとつ
AutoPagerize スクロールするだけで次のページを読み込むブラウザ拡張
次のページのURLから本文をちゅうしゅつ
現在のページに挿入
次のページのURL
次のページの本文位置
現在ページの挿入する位置
の3つが必要
パターンランゲージ(クリストファー アレグザンダー 1979)
→ケントベックとウォードカニンガムがソフトウェア開発へ応用(1987)→デザインパターン(1994)
クリストファー アレグザンダー もとは数学者だった建築家になった
ユーザー主導による建築パターン
オレゴン大学の改修
パターンランゲージの導入と挫折
(建築モデルとしては定着しなかった)
→利用者自身がソフトウェア開発を出来るようにしたい
GoFがデザインパターンの本を上梓
ケント ベックがこの結果に満足せず、XPエクストリームプログラミング入門を書く
これがアジャイル開発の基礎となる
パターンブラウザ(1987)
パターンを記録するための編集、閲覧環境を構築
wikiwikiweb(1995) webサイトを編集できるシステムを構築
wikipedia(2001) 誰でも編集できる百科事典(ジミーウェールズ ラリーサンガー)→2009 世界最大の百科事典へ
短期間に質の高い建築を共同で
ニコニコ学会β ユーザー参加型研究の世界を作り上げよう
研究はプロだけではなく野生の研究者がやってもいいんじゃね?
2011年 第1回ニコニコ学会シンポジウム
超高速で連続して発表する
研究の価値を多様化する
役立つものを(市井から)つくる
つきつめて考えることが「研究」
それを発表することが「学会」
故に、必ずしもプロの集いである必要はない
なんか発表したいことがあったらwelcome
You!発表しちゃいなYO
ニコニコ学会βを研究してみた
2012年ニコニコ学会β
ニコ動のすべてを地上に再現
第1回 11万
第2回 9万
グッドデザイン賞を(なぜか)受賞
羽ばたきスカイスイマー
第4回ニコニコ学会 (2013)やるお
LIFE by MEDIA
Webが生みだし始めた世界
「ソーシャル、モバイルアプリ、電子書籍などは、webが生みだしたのか」
広告費の遷移
ネットの広告費が新聞の広告費を上回り始めた
新聞、ラジオ、テレビ、web、そしてその次 このへんを考えたい
webがこのままテレビを追い抜くのか?
それともまた別のものが現れるのか
情報メディア史
芸術史 古くは呪術と一体化 中世は家具や調度品と同じ扱い 近代以降は芸術そのものとして独立
ジャクソン ボロック
マスメディアの誕生 科学技術の発展によるラジオやテレビの登場
媒体、画材
メディアはメッセージである(マーシャル マクルーハン「メディア論」)
グローバル ヴィレッジ 「グーテンベルクの銀河系」メディアによってひとつの村が出来上がる
テレビをつかったアート作品 ナム ジュン パイク
衛生通信技術を応用したアート作品 グッドモーニングミスターオーウェル
大陸横断通信を利用したアート キャト ギャロウェイ
相互接続されたカフェ Electronic Cafe(1984)
コンピュータの登場
メメックス NLS DynaBook Smalltalk Xanadu
パーソナルコンピュータ Dynabook(アラン ケイ)
予想されたのは無線接続で自作のゲーム対戦(1970s)
このビジョンをもとにして生まれたのがマッキントッシュだったりiPhoneだったりする
インターネットが登場したあと
ネットワークアートの実践
CGIを使った「訪問者リスト」
PeepHole(1994)
DotPaint(1994)
RemotePiano(1996)
webを表現行為の場とするためのネットワークアートを実践してきた