by shigemk2

当面は技術的なことしか書かない

ムーブマン

絵画やデッサンの技法の中で、動きを感じさせる表現をムーブマンと言う。
ムーブマンにより、人の心理的、生理的機能を利用して、実際には止まっている平面の中に動きを感じさせることが出来る。

なぜムーブマンを使うかというと、動きの感じられるグラフィックには人の目を楽しませる効果があるから。
扱うエレメントに方向性が備わっているものを選ぶこと(矢印、車など)や、
ラインを別の角度に変更してやると、ムーブマンを感じさせることが出来る。

後者については、基本的に人は正立(正しい向きに配置された)したエレメントにあまり動きを感じない。
人の目線、靴、直線、曲線など。

なお、レイアウトのテクニックとして、方向性のあるエレメントを配置する場合には、その前側により多くの余白を取るようにする。
また、ページものの場合には、ページのノド(綴じた側)が前になるよう、つまり内側に向かって配置するのがよい。