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サーバ/インフラを支える技術5 サービスの稼動監視 2 Nagiosの概要 - by shigemk2
サーバリソースのモニタリングとは
「変動を観察すること」であり、観察すべきものは、
などであり、これらを継続的に記録し、視覚化し、
傾向や変動をつかみやすくする。
即座の対応が必要なものではないが、中長期的にみたときに
環境に変化がないにもかかわらず観測値に増減がある場合は、
それは故障や障害の予兆なのかもしれない。
I/O待ちのプロセスが増え続けて高止まりしていたら、
それはディスク故障によるI/O性能の低下かもしれない、といった
ことがモニタリングによって発見できる。
具体的なツールとして、
Munin
Cacti
Centreon
Monitorix
NetMRG
collectd
などがある。
で、著者はサーバファームではGangliaというものを使っている。
利点として、
- ノードを追加、削除したときの設定が不要であること
- すべてのグラフがグリッド状に表示されているので、傾向を比較しやすい
デメリットとして
- グラフの種類が多くない(トラフィック、CPUやメモリの使用率など最低限のものくらい)
- グラフの表示期間の指定の選択肢が大雑把
- 上記2つをかいつまむと、デフォルト設定では視覚化が完全ではない
ということで、カスタマイズの必要はあるが、PHPで書かれているので、
カスタマイズしやすいところもアドバンテージとなる。
次回
サーバ/インフラを支える技術5 サーバ管理の効率化(Puppet) - by shigemk2
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