プログラムを作る喜び
1. 物を作り上げる純粋な喜び
2. 他の人々に役立つものを作ることの楽しさ
3. 複雑なパズルのような組立部品を完成させ、それが巧妙に転回するのを眺めるおもしろさ
4. 非常に扱いやすいメディアで作業する喜び
5. 詩人の言葉と違って現実に動き出す喜び
プログラミングが楽しいのは、私たちの心の深くに宿っている創作意欲を満たし、
私たちすべての人間に共通な感覚を楽しませてくれるから。
プログラミングを作る苦しみ
1. すべてを完璧にこなさなくてはならない
2. 微細なバグを見つけだすのは単純労働でつらい
3. 長い間苦労してきた製品が完成時には時代遅れになる苦しみ。
しかも、製品が陳腐なものかどうかは、製品のコンセプトではなく
完成された製品と比較しなければならず、しかも製品は完成されなければ
比較対象にもならないということである。
というわけでプログラム開発は多くの人々が目的達成のため、
もがき苦闘するタールの沼であるとともに、
独自の喜びと苦悩を伴った創造的活動である。
- 作者: フレデリック・P・ブルックス Jr.,滝沢徹,牧野祐子,富澤昇
- 出版社/メーカー: ピアソン桐原
- 発売日: 2010/12/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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