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by shigemk2

当面は技術的なことしか書かない

クソブロガーが「クソブロガー問題」に立ち向かう

冒頭から汚い言葉を使ってすみません。クソブロガー shigemk2です。

どのくらいクソかというと、総記事約3700、今日で連続1101日ブログを投稿するくらいクソです。

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エンジニアの皆さんはもうご存知かもしれませんが、こんなエントリがバズってました。

フリークアウト、イグニスの2社の創業から上場に関わった男の語るスタートアップが陥りがちな5つの問題(フリークアウト佐藤裕介氏) | STARTUP SCHOOL

このエントリを読んでみて、いろいろ思うところがあったので、「クソブロガー問題」について考えたいと思います。

クソブロガー問題

ブコメを一通り見ると、結構な方々が「クソブロガー」に反応していたように思えます。

エンジニアを採用する時に、よく言うのがなんか、自分の技術的な発見とか話をブログに書く、みたいな。そういう人がいいぞみたいな、定説がある。それ基本的にウソなんで、特にエントリー数が多いエンジニアの仕事の出来なさ半端じゃないです

確かにそういう定説はあると思います。僕はBtoCのWebサービスをやってる企業に身を置いていたので、そう思っていました。

ブログでよく見る人はまじ凄い。 - 日々、とんは語る。

ところが、僕自身の存在がこのエントリを反証している、というか、冒頭のエントリを立証してしまっています。

仕事が出来ないっていうところでいうと、職場で僕のことを知っている人間からしたら折り紙つきなレベルで仕事が出来ないと思われます。

「そんなの知らないよ」って話だと思われるので、ちょっと具体的な話をすると、たとえばSQLがらみで仕事を振られた時、会社のドメイン知識が豊富でSQLの経験も多いエンジニアだと3時間、会社に入ってから日が浅いけど経験値の多いエンジニアだと3日かかるものが、おそらく僕だと3週間はかかると思われます。

ブログの質もあまり高くはありません。

どのくらいアレかというと、「ググったら自分のブログが出てきたけどあまり参考にならなかった、というか混乱した」と言われるくらいアレなクオリティです。

要するにブログのエントリの物量だけが自分の取り柄になってしまっています。

採用する側にとってのエンジニアとブロガー

冒頭のエントリは、「採用する側からして優秀なエンジニアをどうやって採用したらいいんだろう?」という問題意識があったうえでのものだと思いました(読み手の脊髄を刺激する口調でしたが)

僕自身は採用する側に立ってエンジニアを採用した経験はありませんが、採用というものはとても難しいものであるということは分かります。

Java歴10年を自称していても実際はほとんどコードを書いたことがないとか、職業学校でUnityアプリ作成の授業を受けただけでUnity開発の経験があるとか、手伝いをしていただけで中心メンバーでもないのに大きなプロジェクトを企画からやってましたとか、そういう経歴詐称みたいなことはいっぱいあります。

エンジニアを増やそうとしてそれに気づかずにそういうエンジニアを大量に採用した結果、遅れがちなプロジェクトがさらに遅れてプロジェクトのクオリティも下がっていく、という人月の神話をさらに悪くしたような展開を見たことがあります。

経歴詐称モドキはたぶんどこの会社でも経験することで、そういうのがあるからブログやGitHub=エンジニアの能力 という定説が出来上がっていったのかもしれません。ブログのエントリが多ければ、GitHubのリポジトリが多ければ、期待値の高いエンジニアであろうという図式。

ところが、蓋を開けてみると期待値の割に実力は大したことない、というガッカリ感が「クソブロガー問題」をぶちあげてしまったのかなと思います。

では職務経歴書、GitHub、ブログ以外に何があるかというと、転職エージェントとか、CodeIQとか、会社でテストを用意してテストさせるとか、代替案としては画期的ではない感じです(それでもGoogleやAppleなどは採用試験がネタになったり本になったりするレベルですが)。

僕にとってのブログ

それでも僕がなぜブログを毎日書いているのかというと、

  • CTO(当時)に勧められたから
  • 毎日書いているから
  • インプットとアウトプットの相乗効果を狙うため

というあんまり主体的ではない理由でブログを続けています。職務経歴書には一応自分のブログのURLなどは書きますが、自分のアピールポイントがブログだけでは心もとないので、勉強会でLTやったりしているところです。

あと、僕は文系で大学を卒業してからプログラミングを独学で始めたクチなので、他のエンジニアの方とコミュニケーションを取るチャネルがブログしかなかった、というのもあります。

それと、僕にとってブログは稼ぐ手段とかエンジニアとして知名度を上げる手段とかより良い会社に入るためではなく、日記みたいなものです。

この点についてはHagex先生がとても良いことを仰ってます。

ブログ書いてて「私はお金目的YO!」って言ってる人、ウソでしょ? みんな死んじゃったYO! - Hagex-day info

「己のこの世に残す痕」こそが、ブログや日記の一番の目的じゃね?

僕にとってブログとは「自分が何者であったか」を示すだけのものです。それ以上でもそれ以下でもありません。たまに自分のブログを見返して「ああこんなことがあったな」とか「こんなこと勉強したな」とか思い返すことはあるし、転職活動中の面接で自分のブログの話になることはありますが、売り込むべきはブログではなくあくまで自分自身なのです。

「されどブログ、たかがブログ」ブログに過度の期待をしてはいけないのかなと思う今日このごろです。