ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針が、10章に分かれて書かれている。
ダニエルピンクとか出てくる時点で、そんなに古くない本だなと感じたのですが、それもそのはず去年の本だわ。
1. 人はどう見るのか
- 人はパターン認識でものを識別する
- 物はやや上から斜めに見た形で思い浮かべる
2. 人はどう読むのか
- コンピュータ画面上のものは紙媒体のものより読みづらい
- 長い行のほうが速く読めるが、一般には短い行のほうが好まれる
3. 人はどう記憶するのか
- 一度に覚えられるのは4つだけ(グループ、チャンクを利用することでその制限を突破できるが)
- 情報を覚えておくには使うことが重要
4. 人はどう考えるのか
- 人は例えを使って上手く学ぶ
- 人は分類せずにはいられない
5. 人はどう注目するのか
- マルチタスクは事実上不可能(マルチタスクをやっているように見せかけて作業をスイッチすることは可能)
- 熟練の技は無意識に駆使できる
- 大きな音には驚いて注目する
6. 人はどうすればヤル気になるのか
- 目標に近づくほどヤル気になる
- 報酬に変化があるほうが強力
- 進歩や熟達によりヤル気がでる
- 人は本来怠惰な生き物である
- 人は予測できないと探索を続ける
7. 人は社会的な動物である
- 強い絆を有する集団の規模の上限は150人
- 人には生来模倣と共感の能力が備わっている
- 笑顔の真偽は写真より動画のほうが判別しやすい
8. 人はどう感じるのか
- 基本的な感情(喜怒哀楽)は万国共通
- データより物語のほうが説得力がある
- 達成が難しいことほど愛着を感じる
9. 間違えない人はいない
- 人間にノーミスはありえない
- ストレスを感じているときは間違いを犯しやすい
10. 人はどう決断するのか
- 無意識に人はものを選ぶ
- サンプルとか、通販より、目の前のものを人は高価に感じる
- 人は支配的な人物に影響される
- 確信がないときの意思決定は、レビューなど人任せになりがち
たぶんこの本も読まれて然るべきだと思われる