by shigemk2

当面は技術的なことしか書かない

タイリング

風呂場のタイルのように、平面に何らかの要素で隙間なく敷き詰めることを「タイリング」という。
イタストや写真など、タイリングすることによって密度感とリズム感の両方を備えたグラフィックを作成することが出来る。

タイリングするエレメントの色相やその内容によって、見え方や印象が全く異なる。

一枚絵(ひとつの写真で完成された世界があるのこと)と似たようなグラフィックとデザイン効果が得られるが、
イメージの多様性やリズム感といった部分が一枚絵にはないタイリングの魅力である。

タイルエレメントの色合いをさまざまに変化させると、音楽のようなリズム感が生まれる。
また、矩形のものではなく不定形のもの同士を組み合わせ、隙間なく埋め尽すことで、密度感や緊張感などが表現される。
タイルエレメントのサイズコントロールは重要であり、大きすぎるとタイルの効果がなくなるけども、
小さすぎると単なるパターンで終わってしまう。

なお、タイルエレメントの色味によってその効果は変わる。彩度の低い色でまとめるとシックで大人っぽく、
彩度の高い色で揃えるとポップで軽く弾むような印象が生まれる。