by shigemk2

当面は技術的なことしか書かない

デブサミについてゴミみたいな雑感

昨日一昨日とDevelopers Summit 2013(以下デブサミ)に行ってました。

デブサミというのは、お前らにとってのコミケ、ロック好きにとってのROCK IN JAPANみたいな感じの
開発者たちの集まるイベントである。今年で11回目だそうだ。
エンジニアの中ではかなり有名なイベントであるデブサミだが、それはエンジニアの中だけの話であり、
エンジニア以外の人間はたぶん殆ど誰も知らない。下手をするとエンジニアですら知らない人間がいるだろう。

僕も2年前から某社でwebエンジニアとして働き始め、去年初めてデブサミに参加したわけだが、
そもそもデブサミというイベント自体、開催1ヶ月前にして初めて知ったクチである。数年前は存在すら知らなかった。

そんなデブサミ、今回で2回目である。

思えば、去年は社員も少なく、社内のプログラマも少なく、関西のほうから一人で東京に来て
「ここが東京のカンファレンスかあ」などと田舎者丸出しな感じだったのだが、たった1年で僕の身の回りの
環境はひどく変わってしまった。僕自身はたいして何も変わっていないのに。

賃貸コーポの一室がオフィスだったのがいっちょまえにオフィスを構えており、
もともと優秀なエンジニアの集まりだった会社だったがさらに優秀なエンジニアが来てくれ、
開発環境もGithub enterpriseを利用しつつ完璧にワンクリックデプロイが実現していて、
開発部しかなかったのに他の部署がいくつか出来ていた。
部屋も一人暮らしになった。
1コ上の知り合いの女、というか姉は、もうすぐ子供が生まれるそうだ。

だがその一方でこの1年、幾人もの社員が会社を辞めていった。事実上僕を雇った人物もその中に含まれている。
理由はさまざまだが、まあ、考えてみればさもありなんという感じではある。

入社や退職を人の生き死にになぞらえるのはいささか不謹慎かもしれないが、
正直言って会社をやめた人がまるで死んだ人のように見えるのだ。

だからと言って人事部の人間を人殺しとまでは言わないけども。

もう一度言うが、僕自身はたいして何も変わっていないのに、たった1年で僕の身の回りの環境はひどく変わった。
会社的にはとてもよい事だけれども、それが良いか悪いかは僕自身には分からない。

割とがむしゃらに今まで仕事を続けてきて、この1年間で僕の周辺は劇的に変わっていったのに、
デブサミと目黒雅叙園は全く変わっていなかった。

うまく言えないが、それがなんとなく変な気分なのである。
めまぐるしく変わる環境に身を置いてて、全く変わらないものに巡り会うと、なんだかそういう気分になるであった。