プロセスには実行優先度(プライオリティ)があり、
必要に応じて優先度の指定を行うことが出来る。優先度の高いプロセスは、優先度の低いプロセスよりも
より多くのCPU時間を割り当てられ、結果としてより多くの処理が出来る。
実行されているプロセスの優先度を確認するには、topコマンドもしくはps -lコマンドを使う。
PRI列が優先順位となる。
優先度を高くしたり低くしたりするために指定する値がナイス値である。
ナイス値は-20から19まであり、ナイス値が小さいほど優先順位が高くなる。
ナイス値を指定するにはniceコマンドを使う。
nice [-n ナイス値] コマンド nice [-ナイス値] コマンド
また、すでに実行中のナイス値を変更するには、reniceコマンドを使う。
例
# nice --10 コマンド
renice ナイス値 [オプション] renice ナイス値 -p PID renice ナイス値 -u ユーザー名(ユーザー名で指定)
例
# renice -10 1200
出典については…気にするな!