by shigemk2

当面は技術的なことしか書かない

今夜わかるTCP/IP 2 ネットワーク層

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今夜わかるTCP/IP 1 - by shigemk2

  • LAN(Local Area Network)

回線接続の場合1対1だが、LANの場合1対複数での通信が可能。

  • MAC(Media Access Control)アドレス

LANカード自体やルーターにつけられるハードウェア番号
6バイト構成で、3バイト目までは各メーカーに割り充てられたベンダーコードで、
残り3バイトはメーカーが各ハードウェアにつける一意の番号となる。
また、MACアドレスを利用して、ネットワークは特定のパソコンを認識する。

世界中のネットワークから特定のパソコンのネットワークを認識するためのアドレス。
4バイトの長さを持つ階層化された値である。

ネットワークアドレス ホストアドレス
192.168.1. 1

なお、先頭のビット数でIPアドレスはクラスA-Eにクラス分けされている。
A(0-127)
B(128-191)
C(192-223)
D(224-254)
E(255-)
一般的に使われているのは、クラスBとクラスCのアドレスだけである。
そしてIPアドレスを決めているのはICANNやJPNICなど。

  • ネットワークアドレス

LANなどのネットワークにつけるアドレス

  • ホストアドレス

端末1つごとにつけるアドレス

  • サブネットマスク

AND演算で特定のネットワークを割り出す。

  • スタティックルーティング

ルーティングテーブルを手動で登録する

  • ダイナミックルーティング

ルーティングテーブルを自動で登録する

  • ARP(Address Resolution Protocol)

IPアドレスから相手のMACアドレスを知るためのプロトコル
ARPからMACアドレスを調べ、ARPテーブルに記録する

  • コネクション型

双方の回線がつながりっぱなしでデータのやりとりが保証されるスタイル

データのやりとりが保証されるか分からないスタイル

  • ICMP(Internet Control Message Protocol)

IPデータグラムが通信の途中で発生したエラーを発信元の端末に対して通知する。

  • MTU(Maximum Transmission Unit)

分割されて送られてくるパケットのサイズの最大値
分割されたパケットはIPデータグラムのヘッダを基に再構築される。

流れとして、

  1. 端末A(端末BのIPアドレス+端末Aのルータ
  2. ARPを使って端末BのルータのMACアドレスをサーチ
  3. 端末Aのルータ(端末BのIPアドレス+端末Bのルータ)
  4. 端末Bのルータ(端末BのIPアドレス+端末Bのルータ)
  5. ARPを使って端末BのMACアドレスをサーチ
  6. 端末Bヘ届く

以上の流れでIPデータグラムの通信を、ICMPがチェックする。

IPアドレスとMACアドレスがないとパケット通信を行うことはできない。

今夜わかるTCP/IP (Network)

今夜わかるTCP/IP (Network)